今日はQOLを高める為の運動がテーマです。
QOL(クオリティ・オブ・ライフ)は『生活や人生の質』という意味で、生活や人生が豊かであることの指標となる概念のことです。
心身が良好であることはもちろん、生きる上でのやりがいや人間関係などが充実しているかどうか。充実していればQOLは高いと言えます。
厚生労働省の平成19年労働者健康状況調査によると、将来の健康に不安を持ってる割合が50歳代以降になると80%以上になるそうです。
QOLを高める為の運動の効果
先ほども書いた様にQOLが高い状態というのは、生活を送る上で肉体的にも精神的にも良好である状態です。
運動を行うことで得られる効果は、肉体的な要素が高いと考えています。パッと思いつくだけでも、加齢による筋力の低下を防ぐ・生活習慣病の予防・身体機能の向上などが挙げられます。
また達成感や爽快感、ストレスの発散効果を考えると精神的にも良い影響があるでしょう。
運動を継続するために
運動がQOLを高めることは事実なのですが、運動を続けられない人も多いのではないでしょうか?
物事を継続する方法として、人は自信が高められると努力を惜しまず行動を継続できる可能性が高まると考えられています。
自信を高めるためには、『成功体験を積み重ねる』ことが重要です。人それぞれですが、運動での成功体験の例を挙げてみます。
・前回10回出来たスクワットが、今回11回出来た。
・体重が1㎏減った。
・1kmの距離をウォーキングしていたけど、2kmの距離をウォーキング出来た。
・膝が痛くて動くことに抵抗があったけれど、実際動くと何てことなかった。
出来ない目標を立てて運動に取り組んだところで、それは『失敗の積み重ね』なので自信を高めることには繋がりません。
上記の様に、出来そうなところに目標を置いて毎回成功体験を積み重ねていくと良いと考えています。
また、自分と似た条件の人が成功した話などを見たり聞いたりすることで、「自分にも出来そうだな。」と感じる『モデリング』を利用することも、自信を高める為に有効だと言われています。
50歳代から始める運動
まずは、今まで運動という運動をしてこなかった人が、運動を始めるにあたり1日にどれぐらい体を動かせば良いのかの指標を紹介します。
・18歳から64歳は1日60分、体を動かす。
・65歳以上は1日40分、体を動かす。
・1日の運動の中に筋力トレーニングやスポーツを入れると、より効果的。
・1日の目標歩数は8,000歩。
これらは厚生労働省が推奨している指針です。
最初に書きましたが、50代以上の人の多くは将来の健康に不安があります。50代から始める運動として、まずウォーキングがおススメです。また水中ウォーキングなども負担が少なく取り組みやすいかと思います。
ただ、地球というのは重力下にあるので、地上より軽い負荷でのウォーキングをするなら陸上を歩いたほうが効果的だと考えます(膝が痛いなどの症状がある方は除く)。
そして、これから運動を始めるという方にパーソナルトレーニングもおススメです。
正確な運動のフォームを習う・自分に合ったトレーニング方法を習う・運動に関する疑問を解決したい
など人それぞれの運動に対するニーズに応えてくれます。
まとめ
長々と書きましたが、長い話が苦手な方はこの『まとめ』だけ読めばOKです(笑)
・心身ともに良好であればQOL(生活や人生の質)は高いとされます。
・運動にはQOLを高める効果がある。
・運動は達成できる目標設定をし、毎回達成することで成功体験を積み重ねる。
・成功体験を積み重ねることで、運動を習慣化できる。
・50代以上は、将来の健康を不安に思っている人が多い。
・50代以上でこれから運動を始める人はウォーキングがおススメ。
・パーソナルトレーニングもおススメ。
ちなみにパーソナルトレーニングは、ジムによっては通い方も自由です。当ジムでも、たまに来る方や月に1度来る方、週に3回来る方もいらっしゃいます。
これから運動を始める方は、最初だけでも通ってみても良いと思います♪
無理はせず、自分に合った方法やペースで、コツコツ頑張っていきましょう。