今日は『腹直筋離開』について書いていきたいと思います。腹直筋離開とは妊娠後期から産後数か月までの女性に多い症状ですが、最近は妊娠をしたことがない人も産後何年も経っていても症状が見られるようになりました。まずは下の絵を見ていきます☆
正面から見たときの腹筋の絵です(笑)中央に走る線が 白線 、横に走る線を 腱画 と言います。腹直筋離開は白線が横に薄く伸び、腹筋が割れた様な状態になります(^^;)
筋力低下やホルモン分泌による全身の筋肉&人体の緩みなどが原因として考えられます。また白線は恥骨結合に繋がっており、骨盤が緩んで開くと一緒になって腹直筋も開いてくるのです。
腹直筋離開になることで起こりうることは
①内臓が支えきれず、体幹が不安定になる。
②体幹が不安定になることで、肩凝りや腰痛といった不調を誘発する。
③お腹に脂肪がつきやすくなる、ぽっこりする。
などがあります。自身が腹直筋離開かどうか断定するには病院で診てもらうしかありませんが、ネットでセルフチェックの方法がたくさん出ていますので気になる方は確認してみて下さい。文章で書くことが難しかったのでブログに載せれませんでした(笑)すみません(._.)
さて肝心の治し方ですが、症状が酷い場合は手術を推奨されることもあるそうですが痕が残ったりとあまり良い話はなさそうでした。個人差はありますが、ほとんどの場合が保存療法と運動で解消されるということです。
注意点としては上体を起こして行う一般的な腹筋運動(クランチなど)はNGです(;'∀')腹直筋離開の絵をみれば、この動きがなぜダメなのかなんとなくわかると思います。悪化するリスクが高いので避けることが無難でしょう。
また体幹が不安定になることから、バーベルなど重いものを扱うトレーニングも注意が必要です。僕の考えとしては
①産後はリカバリーのため安静にし、医師の運動許可が出たら腹横筋など深層部の筋肉の強化を行う。
②腹直筋離開の状態を定期的にチェックし運動の難度変換を行いつつ、確実に出来る動き・安全に行える動きを継続する。
また産後でしばらく体も動かしていないことから、①の段階で腹直筋離開以外の部分もチェックが必要だと考えます。
今日は産後の腹直筋離開についてなるべくわかりやすく書いたつもりですがいかがだったでしょうか(´;ω;`)トレーニング方法などもネットでたくさん出ていますので、気になる方はチェックしてみてください☆もし、ネットで見るだけでは不安ということがあれば、お近くの運動指導のプロを頼ってみてはいかがでしょうか(^^)
それではまた次回のブログで♪